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インタビュー(3)石原貞治さん:Interview with Mr. Ishihara [インタビュー]

インタビュー:石原貞治さん(ICAデザイン研究室取締役)
Interviewee: Mr. Sadaharu Ishihara (Director, ICA Design Institute)

石原貞治さん ヒルサイドカフェの前で:Mr. Ishihara in Front of Hillside Cafe

10月19日(木)午後2:00に代官山ヒルサイドカフェで石原さんとお会いして、これまで石原さんがかかわった代官山の住民による活動の歴史と今後の展望についてお聞きした。
最初に石原さんが住民の一人として代官山の街づくりにかかわったのは、約20年前に代官山駅の踏切をなくす動きに反対する住民の運動に参加し、その際に出てきた駅廃止の噂に対して皆で代官山を利用しようという「駅復旧を促進する会」を立ち上げ、1600人ほどの会員を集めたこと。そこで学んだのは、重要なことは単なる反対運動ではなく、住民が自分の街全体のあり方を考えることで、この活動がきっかけで代官山の町会の役員にならざるをえなくなったとのことです。
その後、2000年になって代官山アドレスがオープンし、さらに八幡通りに総合設計制度で(区の補助金を使って)高層の代官山プラザビルが計画されるに至り、それが景観を壊し都市機能を麻痺させることを訴える「代官山の良好な生活環境を守る会」を発足させ、街全体のあり方を考えて、自分たちで実態を調査し、あるべき姿を具体的に提案する運動を推進。その際に、地元の朝倉氏や東海大学の加藤氏を始め何人かのキーパーソンが協力してくれて、独自の調査と計画を練り上げたことが大きかったようです。
その結果もあって、代官山プラザビルの計画は26階から16階まで引き下げられ、不満ながら今後は住民が望ましいと思える真に社会的価値をもつ街づくりへの流れを強めることになる。実際に、その際の調査結果や計画案が、その後の「地区計画」、「町づくり条例」、「景観条例」などの制定の流れを先取りすることになり、その時の運動が後の「代スキ会」の前身となったとのことです。
参考:「代スキ会(代官山ステキな街づくり協議会)」
http://www.daikanyama.ne.jp/machi/

しかし、そのような運動はあくまで一部のリーダーが引っ張る「頭でっかちの反対運動」に過ぎないという意見が特に行政側で強かったこともあり、もっと住民が街づくりに参加し実感できることを考える「代官山タウンワーク」を結成。まずやったことは、ボランティアを集めた落書き消しで、それは実績が上がり、広く認知されることになりました。それと同時に、専門家や行政(渋谷区と目黒区)を巻き込んだ勉強会などを行い、地区計画や用途地域などを提案したり街づくりに関する要望書を提出したりしましたが、それについては当初は行政側のアレルギーや抵抗が激しかったとのこと。しかしそれも行政側の人や方針が変わって、最近ではスムーズに聞いてもらえるようになってきたようです。
参考:「代官山タウンワーク」
http://www.daikanyama.ne.jp/activities/townwork/

今後の課題については特に以下の二つの点が重要:
1)一番大切なのは望ましい街づくりのルールを作ることで、これまでの法律や計画はあくまで最低限守るべき条件にしか過ぎず、もっと地域のあり方に適合し、地域にとって積極的にプラスになるような街づくりのルールが必要。そうでないと近視眼的な経済合理主義の中で、地域がいろいろな面で空洞化し、結局は地域の価値が下がってしまう危険があります。
2)さらに住民が実感できる街づくりを進めることで、代官山はともすると何人かのリーダーにもとでばらばらなグループの活動が行われて街全体として必ずしも融合しないという問題があったので、それを乗り越えるような住民参加交流型の活動の推進が重要。そのために代官山坂の中央分離帯の土地でひまわりを育てる運動を行ったが、そのような皆が楽しい目的で集まって街を美しくするような活動を今後とも根気よく続けていきたいと、石原さんは熱く語ってくれました。
なお石原さんの研究所(ICAデザイン研究所)のホームページは以下の通り:
http://www.daikanyama.ne.jp/areaguide/database.cgi?equal18=301&tid=all_detail

I met and talked with Mr. Sadaharu Ishihara at Daikanyama Hillside Cafe from 2:00 pm on October 19.
Mr. Ishihara first participated in Daikanyama’s community movement when residents faced a possibility of abolition of Daikanyama train station in the mid 1980s. Then he learned that the important thing was not just to protest negatively, but to think positively about the whole community for the future.
In 2000, when Daikanyama Address was opened and another highrise development, Daikanyama Plaza Building, was planned, he helped organize a resident movement to protect Daikanyama’s good living environment. As a result of extraordinary efforts by some community leaders and many residents, who surveyed actual land use in Daikanyama and proposed a comprehensive community development plan, an important first step was taken to contain highrise development and to guide the future course of the community in the desirable direction for residents themselves. The movement then became the predecessor for “Daisuki-kai” (Council for Daikanyama’s Suteki Community Development):
http://www.daikanyama.ne.jp/machi/

In order to respond to some criticism against such movements and also to involve more residents directly, Mr. Ishihara helped launch a citizens’ volunteer organization, “Daikanyama Townwork,” where residents themselves voluntarily work for improvements in their own living environment. The first project was to erase graffiti on the wall in Daikanyama by organizing volunteers on a regular basis, and this was quite successful in attracting public attention to the movement of “Daikanyama Townwork”:
http://www.daikanyama.ne.jp/activities/townwork/

According to Mr. Ishihara, Daikanyama is facing the following challenges:
1) How to formulate a rule for everyone to honor beyond legal restrictions in order to increase its community value in the long run;
2) How to promote synergy among various group activities led by a few community leaders in order to involve residents more directly in community development movements.
For the latter purpose, he helped initiate a participatory beautification project to plant sunflowers in an open strip along Daikanyama-zaka, and that has turned out to be a success in mobilizing various kinds of residents in the community. Mr. Ishihara said he is now eager to launch another project of this kind in the near future.


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